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ゆとり日記

ゆとり世代の普通の日記

鏡の前で積み重なるもの

ダンススタジオを運営していると、同じ鏡の前でも人によって全然違う顔が映っているんだなと気づくことがあります。真剣な表情で何度も同じ動きを繰り返す人、楽しそうに笑いながら友人と踊る人、発表会前に緊張した面持ちで確認する人。スタジオはただの箱なのに、使う人によって全く別の場所になる。その多様さがこの仕事の面白さであり、運営の難しさでもあります。
開業当初に想定していなかったのが、利用者の「こだわり」の強さです。「いつもこの時間に練習しているから」「このスタジオじゃないとリズムが合わない」という声が意外と多くて、特定の部屋や時間帯への依存が強いと、繁閑の差が極端になってしまいます。人気の枠はすぐ埋まるのに、隣の部屋は空いたまま、ということが最初はよく起きました。
その偏りを解消しようとするなかで、施設 予約システムの画面を眺めながらスタッフとよく話し合うようになりました。どの曜日のどの部屋が、どの時間帯に集中しているのか。視覚的に把握できるようになってから、稼働が薄い時間帯に向けた料金設定の工夫や、部屋ごとの用途の棲み分けをするヒントが得やすくなりました。
もう一つ気をつけているのが、音の管理です。ダンスは音楽と切り離せないですが、隣室への音漏れや、近隣への騒音クレームは開業前から懸念していた部分でした。防音対策はある程度施しましたが、それでも時間帯によっては音量を下げてもらうようお願いすることもあります。利用者さんに協力していただけることがほとんどですが、そのひと声をかける判断が、現場スタッフにとって一番神経を使う場面かもしれません。
ダンスは練習を重ねるほど上達するもので、通い続けてくれる利用者さんが増えることは素直にうれしいです。その積み重ねを支える場所でいられるように、日々の管理を地道に続けていくことが、運営者としての自分の仕事だと思っています。
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浩次朗
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