仕事を休むことになったのは、心がもう限界だったからです。長時間労働と人間関係のストレスが積み重なり、突然何もできなくなってしまいました。その後、リワークに参加することを決めましたが、この選択が私の人生にとって大きな一歩となりました。
リワークプログラムは、心の問題で休職している人たちが再び職場に戻れるように支援をするものです。このプログラムで、私は多くの光と影に出会いました。
まず、プログラムの「光」の部分ですが、何と言っても仲間たちとの出会いが最大のものでした。同じような悩みを持つ人たちと話をすることで、自分だけではないと感じられ、大きな安心感がありました。また、専門のカウンセラーからの的確なアドバイスやサポートが心の支えとなり、自分を取り戻すきっかけをくれました。
一方で、「影」の部分もありました。プログラムは時に厳しく、自分の弱点と向き合うことが辛い時も多くありました。また、プログラムを通して改善が見られない日もあり、その度に落ち込むことも少なくありませんでした。
しかし、このすべてが結局は自分を成長させるためのステップだったと今は理解しています。困難な時期も乗り越えたことで、新しい自分を発見することができ、仕事への自信も少しずつですが戻ってきました。
今、私は再び職場で働いています。リワークプログラムで学んだことを生かし、心が疲れた時には適切な休息を取るようにしています。プログラムが終わってからも、定期的にカウンセラーと連絡を取り合い、心のメンテナンスを怠らないようにしています。
リワークプログラムは私にとって、難しい挑戦でしたが、それを乗り越えたことで得たものは計り知れません。同じような状況にある方には、ぜひ勇気を持って一歩を踏み出してみることを勧めます。心のリハビリは大変ですが、その先には新しい自分が待っています。
