ゆとり世代の普通の日記
早朝から電話があり、何事かと思えばダミ声で
「今日遊びに行くから。」
と一言言うと電話は切れた。
叔母が遊びに来る、たぶん今回も銘菓を引っ提げて。
叔母は母より2歳年上なのだが、双子と見紛うほど母そっくりで、
前回遊びに来たときは、一番下の娘が
「ばあちゃん、急に太った、病院行こう。」
と来たばかりの叔母の手を引っ張って外へ連れ出そうとする。
そこに私の母が買い物から帰って来て
「ばあちゃん二人!」
その後、大泣きした。今回は泣かねばよいが。
お昼過ぎ、電車を乗り継いで叔母がやって来た。
「ほんま、こっちは涼しいわ。」
関西なまりがちょっとかわいい。
日本が高度成長の時、田舎から大阪に集団就職した名残である。
ちなみに母は地元で就職したそうだが。
そして恒例、お土産は和菓子。
来る度に違ったお店から購入するのは、叔母なりのこだわりなのだろうか。
無論、叔母の選んだ品にハズレはなく、毎回奥深い甘美を堪能できる。
ありがたや叔母様。