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ゆとり日記

ゆとり世代の普通の日記

ベテラン職人の技術を映像で残したら、想像以上の効果があった

樹脂成形の会社で人事を担当している私は、ある深刻な問題に直面していました。創業以来40年間、金型調整の技術を一手に担ってきた木村さんが、来年定年退職を迎えるのです。後継者は決まっていましたが、木村さんの微妙な調整技術は言葉で説明するのが難しく、引き継ぎが思うように進んでいませんでした。

そこで私が提案したのが、作業工程を高精細カメラで撮影し、AI解析と組み合わせて技術を可視化する取り組みでした。最初は「職人技なんて機械には分からない」という声もありましたが、木村さん自身が「自分の技術が会社に残るなら」と協力してくれました。撮影を始めると、木村さんも気づいていなかった手の動きや判断基準が映像から見えてきました。例えば、樹脂の流れを見る時の目線の動かし方や、温度調整のタイミングなど、無意識に行っていた動作が記録されていったのです。

このプロジェクトは製造業DX 具体例として社内で評価され、今では他の工程でも技術継承のデジタル化が進んでいます。若手社員は映像を繰り返し見ながら練習でき、習得スピードが格段に上がりました。木村さんも「自分の技術がこんな形で残るとは思わなかった」と喜んでくれています。技術継承とデジタル化の両立、それが実現できたことが何より嬉しいです。
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