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ゆとり日記

ゆとり世代の普通の日記

大学の偏差値ランキングはみんなどれぐらい参考にしているのだろう

自分はそれなりに有名な国立大学を卒業し、その後、自分が取りたい資格の関係で、別の、全国的には全く無名の大学の大学院に行きました。

大学受験の際には、大学の偏差値は絶対的なものであり、もちろん周囲には受験生ばかりいるので、「大学偏差値 研究所」の大学偏差値ランキングは誰もが知っているぐらいの認識がありました。

大学に行っても、大学受験のいわば勝ち組のような人が多かったので、当然どの大学は偏差値ランキングがどれぐらいなのかは、周囲の人はだいたいみんな知っていましたし、偏差値が高いということについての価値は非常に重かったと思います。

しかし、地方の大学の大学院に行ったら、環境は激変しました。その大学は全国的には無名で偏差値ランキングも中よりも下というところで、自分からすれば名前を名乗るのが少し恥ずかしいぐらいでしたが、その地域の人の多くはその大学に通ってきていて、しかも、地方の方は地元志向が強く、偏差値が高くても、その大学に行くのが当たり前という感じで、全国的に見れば無名で名乗るのも恥ずかしい大学でも、その地方ではその大学に行くことは名誉なことぐらいの感覚があり、それまでの自分は偏差値というのは絶対的な物差しだと思っていましたが、相対的な物にすぎないということをこの時点でまず痛感しました。

その後、就職でまた別の地方に行きましたが、そこでも上記のような傾向は同じで、その地元の大学に行くことが最優先であり、その大学に行っていることが名誉なことみたいな感じでした。

どちらの地方でも、自分が行っていた大学の名前を挙げると、名前は聞いたことがある程度の人が多く、その大学が偏差値ランキングでどのあたりにいるのか、その地方の地元の大学よりもかなり上のランクにいるということを知っている人はごくわずかでした。

これは地域間での話になりますが、同じ地域にいても、偏差値は相対的なものだと最近感じています。転職して、地元に戻ってきましたが、この職場では短大卒の人や、4年制大学卒業だがほとんど名前が知られていないような大学を卒業している人が多く、同じ地域に住んでいても、自分が卒業した大学がどれぐらい偏差値ランキングが高いのかを知らない人がたくさんいることに驚きました。

自分は大学受験に力を入れていましたが、世の中には大学受験をしない人、勉強せずに行ける大学に行ける人、もちろん大学に行かない人も、そんな人がたくさんいて、その人たちにとっては大学の偏差値なんて全く気にしたことがないことで、そういう人がたくさんいることを改めて実感しています。

高校3年生だった自分にとっては絶対的なものだった大学の偏差値ですが、そんなことを全く気にしない人がたくさんいて、もしかしたら、そういう人の方が圧倒的に多くて、大学受験から時間が経てば経つほど、大学の偏差値というのは、ごく限られた人の中だけで使われている物差しであるということを、ますます実感しています。
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