この数年、食への安全に対する意識が高まり、様々な食品について情報が氾濫していて、今や本当に安心して食べられるものがないのでじゃないかと思うくらいです。
一つの食材、食品が良いと話題になれば、スーパーではその食材を使った商品が山のように並び、私もそれをすぐに手にしたくなってしまうのです。でも、しばらくすると逆の情報がネットを中心に出始めます。実はそれはこんな危険性があるのだ、それを食べたら健康に悪い、というように。
こういうことが次から次へといくつもの食材について取り上げられ、気付いたら私自身はその情報に振り回されてしまっているのです。どれが本当で、どれが偽物の情報なのか。調べ始めると止まらなくなるけれど、結局、正しい情報がどれかを判断するのは自分しかいないのではないでしょうか。
食べることは毎日、一生続くことであり、どうせなら楽しく、美味しく、そしてできれば身体に良いものを食べて健康でありたいと願うのです。その健康でありたいという願いばかりが先行し、少しでも危険とか身体に悪いという情報を見ると過剰反応してしまっていることに気付いても、その反応を止められないことの方が怖いと感じるこの頃。時分の食べるものくらい自分の好きなものを、情報に振り回されずに楽しい食事をと思いながら、今日も新たな情報を見つけると、やはり気になるのは止められません。もっと気楽に食べることを楽しみたいものですね。