ゆとり世代の普通の日記
私は幼い頃から、ドラマやアニメなどで特定のシーンを見るのが辛いと言うのがありました。
それは主人公やその仲間はもちろんのこと、敵でさえも僅かなりとも感情移入が
出来るようなストーリーの場合そのキャラが恥をかいたりつらい目にあったり、
また今後間違いなくそういう展開になるフラグとかが明らかに立っている場合
テレビを見ていられなくなるのです。
漫画や小説の場合意外と平気なんですが、おそらくそちらは
苦手な展開でも目を動かすスピードやページをめくるスピードを
無理やり加速しつつ概ねの展開だけ把握する「読み飛ばし」が効くのです。
が、テレビなんかで放送する映像というのは視聴する速度も安全に流す側任せであり
物語の送り手側の意図するスピードでしか見られないんですよね。
最近になってこの感覚を指す言葉として『共感性羞恥』というのが
存在することが話題となりました。
これにより幼い頃からあるこの見ていられない感覚に名前がつき色々と納得できたわけです。
まあ、概念を知って心構えが出来たぐらいではこの共感性羞恥という感覚が
消えてなくなるわけでもないんですけどね。