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ゆとり日記

ゆとり世代の普通の日記

ワタシ、キレイ?(白目

何故か友人が急に訪ねてきたと思ったら、メイク道具片手に「お前をメイクさせてくれ」と言ってきた。男が男にメイクするとか、どんな特殊な趣味に目覚めたんだと思ったら、どうやら職場のドラッグストアで化粧用品に関する研修を受けた結果らしい。

ドラッグストアという職の性質からしても、男性社員より女性社員が多いらしく、それなのに化粧用品の販売ノルマは男女平等らしい。今日受けた研修は、メイクなどしない(男だから当たり前だが)友人からしてみれば苦行であったらしい。周りは女性社員たちは自分がメイクするから、お客さんにお手本を紹介するのは難しくないだろう。

だが、友人は自分の顔を使って必死に化粧用品の使い方を覚えようとしたが、あまりうまくいかなかったらしい。それで悔しくて私の所に来るなり、メイクさせろなどという発言に至ったらしい。職場の内情を想像していたら、多少友人に同情が湧いた。なので、好きにさせてやることにした。ただ、教本片手に「チークってどう塗るんだっけ」とか「アイシャドーってどれだ」などと不安になるようなことを言いながら、メイクというより前衛芸術でも扱うような大雑把な手つきで私の顔に色々塗りたくっていった。

そして数分後、「自信作なんだが」と言って友人が鏡を取り出すので覗いてみる。そこには絶世の美男子に変化した私が……いるわけもなく、マスクでもつけてそこら辺の人に自分の容姿がどう見えるか聞いて回りたい。多分、苦笑されるか悲鳴を挙げられるような出来だろう。思ったよりうまくいったのか、友人は少し自信を取り戻せたらしい。でも私は、友人が職場で都市伝説を大量生産しないか心配になってしまった。
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