ゆとり世代の普通の日記
いつ誰に読まれても構わない、読まれることを前提に書かれた日記もあります。
小説の中にも日記はよく登場し、事件を解決する糸口になったり秘密がわかったりします。
でも、私の場合は生きているうちはもちろん死んでからだって読まれたくありません。
絶対に読まれたくないなら書かないのが一番ですが、
覚え書きにもなり口にできないあれこれを書き散らすことはストレス解消になるので止められません。
現在はブログで言いたい放題もできますが、気になるのは実家に残した日記帳でした。
身の程知らずな夢などは罪がありませんが恨みつらみや悪口はシャレにならないレベルで、
青春時代の妄想混じりの恋バナも思い出しただけで赤面します。
実家を出る時になぜ処分して来なかったかと何度も悔やみました。
いつか確実に廃棄したいと思ってはいましたが実家も荷物をあちこちに移動しています。
たとえ元は自分の家でも勝手に家捜しもできません。
どうしたものかと悩んでいたら、リフォームするので片づけを手伝って欲しいと連絡が来ました。
チャンスとばかりに帰省し、キッチンや洗面所などは後回しで日記帳を探し、
ようやく押入れの天袋から発見したときは安堵のため息が出ました。
持ち帰って捨てる前にパラパラと眺めると思っていたよりさらにひどい内容でした。
まだまだ長生きするつもりではいますがいつどうなるかは神のみぞ知るです。
大きな気掛かりがひとつ減って本当に良かったと思います。